ただ犬をしつけたいわけじゃない。

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僕の実家は埼玉の田舎で酪農をやっていました。

北海道のように大平原で放牧していたわけではなく 

牛舎に20頭くらい乳牛を繋いだイメージの小ぢんまりとしたものでしたが
そこで小さいころから牛を見て育ちました。

と言っても当時、
小学生の僕からすると牛は見上げるほどに大きい。
かわいいというより結構怖かったんですね。
祖父や祖母が「大丈夫だよ。大人しいから」と言うものの
前を通り過ぎるだけでビクビクしていたのを覚えています。
「この子たち、暴れない?」
「大丈夫?」
牛舎に入るたびに
そんな事ばかり言っていました。

犬も飼っていました。
普通の茶色の柴犬で名前は“チビ”という
オーソドックスすぎる名前です 笑
そして捨てられていたのを拾ってきた猫の“リリー”。
捨てられていたのが不思議なくらいシャムネコ柄のきれいな猫でした。
ウサギも飼っていました。
父が日曜大工で作った小屋で ミミとピョンタの2羽です。
そんな動物たちに囲まれて
祖父が朝に牛から絞ってきたばかりの牛乳を鍋で温め
「牛小屋にまたタヌキが入り込んでたぞ」
「屋根があって牧草でフワフワだからねぇ。 タヌキも気持ちいいんじゃない?」
なんて家族の会話が日常でした。
友人の家からもらった白いハムスターも飼っていたし
今思うと本当にいろいろな動物に囲まれて 育ったんだなぁと思います。
僕が動物好きになったのはこのあたりの環境が
影響しているのかもしれません。

  僕が高校2年になった時
友人の家で子犬が産まれたとのことで、譲り受けることになりました。

雑種の三頭の子犬のうち一番かわいいメスの子に決め、
“ラブ”と名付けて家族に迎え入れました。
雑種(今はミックスとも言いますね。だいぶカッコいい  笑)
を飼ったことのある方は分かると思いますが
大人になるまでどんな容姿になるかわからない。
どの部分が母に似るのか父に似るのか。
みんな違うのでそれが楽しみでもあります。
ラブは柴犬のようなシルエットに育ち
家の近くの河原でよく遊びました。

ラブの世話をするうちに
「犬のしつけって難しいなぁ」
と思うことがありました。
思うように何かを教えることがなかなかできないんですね。

僕は少し調べてみました。
すると犬のしつけに悩んでいる人は意外に多いことが分かったんです。

・落ち着きがないから飼い主が困ってしまう。
・人や犬と仲良くできない、無駄吠えをする。
・散歩で外に出すけど歩かない、あるいは引っ張る。
・イタズラをしたりなんでもオモチャにしてしまう。
・トイレを覚えない、あるいはなぜかたまに違うところでする。 

など 些細なことから深刻なことまで
あげればキリがありません。

自分だけじゃなかったんだ。

そう思いました。

しつけインストラクターを目指す

高校を卒業した僕は犬の専門学校に入りました。

犬のしつけを本格的に学ぶためです。

自分の犬をしつけるだけでなく、
”多くの飼い犬の世話に困っている人の力になりたい”
という気持ちに抗えなかったからです。

ただ、訓練士ではなく しつけインストラクターを目指しました。
しつけインストラクターは聞き慣れないかもしれませんが
読んで字のごとくしつけを人に教える人です。

教育やスポーツを教えてくれるインストラクターっていますよね。
あれの犬のしつけバージョンです。

犬のしつけというと訓練士とかトレーナーというのを
イメージするかたが多いと思います。

訓練士やトレーナーは本人が犬にしつけをするんですが しつけインストラクター
飼い主さんに犬のしつけの方法を教えるのが仕事です。

犬の訓練の技術や技能はもちろんありますし、
しかしそれだけではなくそれを教える。

そこまでやって一時的にではなく根本解決を図る。
家族が自分たちで問題を解決する力を授ける。
それがしつけインストラクターです。

一般家庭のペットを対象として

飼い主さんのお話を聞き、寄り添えるのは訓練士ではなく
しつけインストラクターしかいない!!

と思ったんです。

ペット業界へ

専門学校を無事卒業し、僕はペット業界へ就職することができました。

ただ、地元が田舎だったこともあって(笑)
しつけインストラクターの需要はあまりなく、
僕はペットショップにしつけの専門家として採用されました。

そこでさまざまな犬たちとの出会いが待っていました。 

今から考えれば
ペットショップだったからこそ気軽に接していただけて
色たくさんの相談をしていただけたと思っています。

その犬の飼い主さんたちとも本当にたくさんのことをお話ししました。
悩み相談や新しく飼い始める際のアドバイス、
お宅へお邪魔させていただき犬が普段過ごす環境を見て
アドバイスさせて頂くこともありました。

そこまですると専業のしつけインストラクターと同じですね。

本当によろこんでいただきました。

そんな中でペット業界のある大きな課題について
それを改善するための気づきがありました。
その課題とは、

殺処分です。

飼いきれなくなったペットを飼い主が保健所に持ち込む。
その子たちは何も悪いことをしていないのに殺されてしまう。
その数、年間で数万頭。

こんなことはやめさせなければいけない。
減らさなければいけない。

そう思った時に自分に何ができるか考えた時に
「犬に対しての正しい知識やしつけの普及啓発」
というものに辿り着きました。

直接ないし捨てられて保健所に持ち込まれるペットの一部は

「飼ったはいいけど、こんなに手がかかるとは思わなかった」とか
「メディアで流行ったから欲しくなって買ったけど気性が荒くて管理が大変」とか
「しつけに失敗していうことを聞かずに手に負えない」など

ペットを飼う前、飼っている過程で
正しい知識・しつけなどの管理があれば
防げたものもあると知ったからです。

これなら自分も多少なりとも貢献できる。
そのための情報発信を今まで以上にしなければならない!

少し大げさかもしれませんが
そう思ったのがこのHP立ち上げのきっかけです。

犬とその家族が長く幸せに暮らしていくために。
そして犬や猫の殺処分を少しでも減らす。

そのためにこれからも情報を発信していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。

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犬のしつけで困っている方に向けて
僕の経験などを交えていろいろ書いています。


 

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ryo
こんにちは。リョウです。 犬のしつけインストラクターです。 ペットショップ店長の経験もあり、ペット業界でたくさんのワンちゃんやその家族とお話してきました。 その知識や経験をもとに、犬の飼い方やより良い関係づくりに 関わる情報を発信していきたいと思います。 愛犬との絆をより強くするために正しい知識を身につけることが大切だと思っています。動物好きなかたはよろしくお願いしますね!

1 Comment

  1. リョウのプロフィール | しつけインストラクターが教える!     犬のしつけ

    2017年3月29日 at 10:06 PM

    […] ぜひこちらもごらんください。 ただ犬をしつけたいわけじゃない。 […]

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