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ペットショップで働きたい!と思ったことはありませんか!?
かわいい犬や猫に囲まれてとっても楽しそうですよね。

僕は20歳から27歳までの7年間、ペットショップで働いていました。
最後はおかげさまで店長までやらせてもらいましたが
本当にいろいろなことがありました。

その経験を踏まえて、
これからペットショップで働きたいと考えているあなたのために
ペットショップで働くためにはどうすればいいのか
どんな仕事なのかなどを
知っておくと有利になるであろう12の情報をまとめてみました。
必ずあなたの役に立つ情報があるはずです。

1.ペットショップで働くには?
2.販売員とトリマー、どっち?
3.資格は必要?
4.専門学校って?
5.ペットを飼ったことがなくても大丈夫?
6.具体的な仕事内容は?
7.動物の世話って?
8.職場はオシャレできる?
9.男でも働ける?
10.辛いことは?
11.嬉しいことは?
12.面接で聞かれることは?

※この記事は正社員としてペットショップで働きたい人向けに書いています。

1.ペットショップで働くには?

ペットショップで働くためのポイント
販売員になりたいのかトリマーになりたいのか決める。
専門学校に入る。
資格を取る。
求人が出ている企業から行きたい企業を決め、就職試験を受ける。
こんな流れです。

ひとつづつ詳しく見ていきましょう。

2.販売員とトリマー、どっち?

一概にペットショップで働くと言っても様々な形態があります。

販売員として働く。
トリマーとして働く。

あなたは、自分がこの二つのどちらをやりたいのかハッキリしていますか?
どちらを希望するかで取るべき行動がある程度変わってきます。

2-1.販売員

販売員として働きたいなら犬や猫はもちろん鳥や小動物にも詳しくなる必要があります。
それらに加えて、ペットグッズやペットフードについても分からないと仕事になりません。
お手入れ、しつけ、ペット保険などについの知識も必要になります。
ペットショップの販売員がどんな立場にならないといけないのかを
僕のエピソードでで説明したいと思います。

高校生の時にはじめて飼い始めた犬の世話をしながら
犬のしつけに困り果てたことがありました。 
なんて難しいんだ、なんで言うことを聞いてくれないんだ、と毎日思っていました。
調べてみると犬のしつけに悩んでいる人は意外に多いことが分かったんです。

・落ち着きがないから飼い主が困ってしまう。 
・人や犬と仲良くできない、無駄吠えをする。 
・散歩で外に出すけど歩かない、あるいは引っ張る。 
・イタズラをしたりなんでもオモチャにしてしまう。
・トイレを覚えない、あるいはなぜか違うところでする。 
など 些細なことから深刻なことまで あげればキリがありません。 

その時に
「犬のしつけに困ってる人は自分だけじゃなかったんだ。
自分がしつけを学んで、困っている人の力になりたい!」
そう思ったのがきっかけで
今こうして情報発信をするに至っているわけです。


ただ犬をしつけたいわけじゃない。


当時の僕が犬のしつけを気軽に相談できるペットショップスタッフが
いたとしたらどんなに心強かったことかと心底思います。

つまりそういう立場になっていく必要があるんです。
ありとあらゆることに詳しい必要がある。

販売員になるということは、ペットの習性に詳しい、栄養学にも詳しい、病気や美容についても詳しい、しつけも詳しい、
ペット業界のスーパーマンになるということです。

2-2.トリマー

一方、トリマーとして働く場合はそれらの知識を網羅している必要はありません。(もちろん詳しいに越したことはありません!)
そのかわりに美容業界のカリスマになる必要があります。
トリマーは技術職なのでトリミング技術を磨くのは大前提。これがないと話になりません。
それに加えて美容に関する知識、お客さんの好みに合わせておすすめのスタイルを提案できる能力も求められます。
指名をいただくために信頼力をつける必要もありますね。

販売員・トリマーそれぞれの仕事内容はページ下部で改めて書いています。

3.資格は必要?

ペットショップで働くに当たって絶対に必要な資格はありません。
しかしだからといって、全くの素人がいきなり正社員として採用されるかというと
かなり厳しいと思います。
ペットショップで働くにはまず専門学校に入って、動物に関する基礎知識を学んでおくのが一般的です。

ペットショップで働くにあたって特別な資格が必要ないとは言っても
専門学校を出て何の資格も持っていないというのでは採用の時に極めて不利です。
採用担当者は書類選考、面接の間に
資格くらいしか見るポイントがないのが現実です。
専門学校在学中に取れる資格はなるべく取っておきましょう。

愛玩動物飼養管理士の1級などの資格を取っておくといいですね。
トリマーならそれに加えて各種トリミングの検定資格や
トリミングのコンテストで上位を取っていると就職の際に有利です。

 
4.ペットの専門学校って?

動物系の勉強が出来る専門学校があります。
動物の専門学校の学科はいくつもありますが、大まかに分けると

しつけ
看護
美容

の3つに分かれると思います。

「あれ?ペットショップの店員になるためのペットショップ学科は?」と思うかもしれませんが
ペットショップで働くのを目指す学科というのはあまり聞いたことがありません。
ですので、この3つのうち1つの何らかの専門分野を持つ形でペットショップに就職するのが良いでしょう。

美容を専攻すればもちろんトリマーとして。
しつけや看護を専門的に学んでいれば、店舗でお世話をする生体の管理やお客さんへのアドバイスなどをする際に大変有利になります。
他にも細かい物を挙げるとキリがないのですが、僕の友人でイルカの調教師を目指す学科を出た人がいます。
本当にいろいろな学科があるんだなあと思いました。

ちなみに僕は、犬のしつけを自分でできるだけじゃなく人に教えることを目的とした
しつけインストラクター学科を卒業しています。
しつけは人にやってもらうものではない。
飼い主さんと犬との信頼関係であると考えています。

ちなみにペットショップに限らず専門性の求められる業種はみな
専門学校に直接求人が行くことが多いです。
タウンワークなんかを見ていてもなかなかペットショップの求人は見かけませんよね。
そういう意味でも専門学校に入るのが一般的になっています。



5.ペットを飼ったことがなくても大丈夫?

動物が嫌いでまともに触ることもままならないような状態でもない限り
特に問題ないでしょう。
犬や猫だけではなく店舗によってはかなり変わった動物を扱うこともあるので、
それらの動物の世話・管理方法は先輩たちに教わりながら
実践で覚えることになります。

専門学校によっては犬や猫だけでなくウサギやハムスターなどの
小動物がいる学校もあります。
「ウサギもハムスターも、世話をしたことも飼ったこともない!」というのであれば
学校で実際に世話や管理を授業で学びながら実践できるので
学校を決める際の基準の一つとして考えてみてもいいでしょう。

6.具体的な仕事内容は?

ペットショップでの仕事は2種類のスタッフの分担で行います。
・販売員
・トリマー

販売員は接客をはじめとして様々な仕事があります。
その中の一つとして動物たちの世話や管理がありますが
もちろんそれだけではありません。
他にも店舗の運営管理、商品の管理、清掃、生体の契約販売、ペット保険の案内など
たくさんの業務をこなす必要があります。
動物がいればいるほど清掃業務の占める割合が高くなります。
実際に一日の仕事の大半は清掃に終わります。
ペット保険などは扱っていない店舗もあるでしょうし、就職前に無理に勉強する必要はないと思いますが
ペットのプロになる以上、どういうものかを知っておく必要はあると思います。

トリマーの本質

トリマーはご存じ犬の美容師さん。
お預かりしたワンちゃんを綺麗でオシャレにしてお返しをする
とてもやりがいがある立場です。

トリマーの仕事は単に犬を綺麗にすることにとどまりません。トリマーの仕事の本質は
ワンちゃんを綺麗にすることでご家族に喜んでもらう事。
すると飼い主さんが喜ぶので犬も喜ぶ。
つまり犬を含めた家族全員にハッピーを届けることなのです!

 

7.動物の世話

犬や猫をはじめとするすべての動物はお店の顔です。
お世話が行き届いていないとお客さんに与えるイメージが悪くなってしまいます。
飼育ケージの清掃、食事。薬、爪切り・耳掃除などの手入れ、タオルなどの洗濯、などです。
特にケージ内の清掃と生体の手入れはお客さんからの信頼に直結します。
これらをおろそかにすることはできません。

8.職場はオシャレできる?

清潔感があるのは大前提ですが、会社によってかなりばらつきがある印象があります。
髪の色などは比較的に明るくても問題ないところが多いです。
僕もいろいろなところでペットショップがあれば立ち寄りますが、金髪の店員さんを見かけることも少なくありません。
ただし、髪の色や服装の基準は店舗がテナントかどうかで基準が変わってきます。
(テナントとは建物の一部を貸してもらうことですので、ホームセンターに入っているペットショップなどは「テナントとして営業している」という言い方をします)

ホームセンターやデパートに入っている店舗ではテナント主の基準がそのまま採用されます。

テナントではなく自社の建物をもって営業している店舗は会社独自の基準がありますので
それぞれ違う基準になります。

9.男でも働ける?

全然問題ないです。
僕も男ですが全く何の問題もなく働いていました。

確かに動物業界は(専門学校も含めて)女性の割合が高いです。
特にトリマーは8割から9割が女性と言われています。
しかし男がいたからといって全く変ではありませんし
むしろ最近は男性のトリマーというのも増えてきているという話も
聞いたことがあります。
あなたが男性だったとしても全く関係なく
知識や技能がちゃんとあれば活躍できるでしょう。

10.辛いことは?

犬や猫ではまずないが、鳥や小動物はたまに死んでしまうことも。
動物好きならショックを感じない方が無理だと思います。
特に就職してから最初に経験する死は強烈に記憶に残ります。
僕の場合もそうで
両手で温め続けたにもかかわらず、残念ながら手の中で息を引き取った文鳥のことは
生涯忘れることは無いでしょう。

しかしそれらのことがあったとしても、ショックに感じるだけならだれでもできます。
鳥や小動物が死んでしまったのを見て、
どうしてこうなってしまったのか。
もう二度と繰り返さないためには何が必要か。
こういうことを自ら考え、そして実行できる。
そのような態度が求められることは間違いないです。

ちなみによく聞かれる質問で
「ペットショップで売れ残った子はどうなるの?」
というのがあります。
処分されてしまうというイメージがあるからなのでしょうが
僕の経験から言わせていただくと

ペットショップで売れ残った子が殺処分になってしまうことはありません。

少なくとも僕が働いていた会社では一件もありませんでした。
他の店舗のペットショップで働く友人の話を聞いても
「いやー、ウチの会社、売れ残った子を保健所に持ち込んで処分してるんだよ。
 まったく、嫌になっちゃうよ。」
などと言う話は一回も聞いたことがありません。

もちろん店舗の子が一匹でもいなくなれば必ず気づきますので
社長や誰かがこっそり処分していたということもないです(笑)

11.嬉しいことは?

ありきたりな答えになりますが
世話していた子が旅立つ(売れた)時は嬉しいです。
ハムスターなどはもちろんですが犬や猫になるとその寿命は15年から20年に達するほど、人間が生まれて成人するまでと同等の時間です!
スタッフみんなで世話をした犬や猫たちが
それだけの長い時間一緒に過ごしてくれる人と出会うことが出来たこと、
そして実際に家族の笑顔に包まれながら旅立っていく光景は
何度経験しても素晴らしいと感じます。
ペットショップ以外でこんな気持ちになれる職業はあるのでしょうか。

人にとっても動物にとっても、人生が変わる瞬間に立ち会うことが出来ること。
そしてそれをお手伝い出来ること。
その後の様子を伝えてもらって幸せそうに過ごしている様子を聞かせてもらうたびに
やりがいを感じることが出来ます。
これほど人の幸せに直結する職業は他にないぞと
店長時代はいつも思っていました。

12.面接で聞かれることは?

アルバイトならまだしも正社員希望として面接に臨むなら、聞かれることを想定して答えを準備しておくのは当たり前といえます。

どの業種でも聞かれることの他に、ペットショップ独特の質問としては
動物に関する知識を聞いて確かめることがあります。
一般的な犬種はパッと犬種名が出るようにしておく必要があります。


例えば「どうしてうちで働きたいんですか?」と聞かれたときに
「動物が好きだからです」としか答えられないなら
ちょっと危ないと言えます。
なぜかというと、それでは個性がないからです。
あなただけでなく、みんなが口をそろえて言うのですね。

もっと言えば企業側から見てメリットがないのです。
動物が好きだからペット関連の職業に就きたい。
それは当たり前だし全く問題ありません。
むしろとても良いですよね。
しかし全員がそうなのです。あなただけでなくみんな動物が好きだからペットショップで働きたいのです。
そうするとあなたの存在は他の就職希望者の中に埋もれてしまいます。

他の就職希望を採用するよりも、あなたを採用することが
企業側にメリットがあるという形でアピールすることを忘れないでください。

例えば同じ動物が好きというフレーズを使っていても
次のように言うと全く違って聞こえると思いませんか。

「私は動物が好きです。なので動物に対しては誰よりも○○なことに気を使います。
 それを通じて、お客様にも○○と感じていただけるよう精いっぱい努力をします。
 その結果、御社の売り上げに対しても多大な貢献が出来ると思います。」

どうでしょうか。
ただ動物が好きだという人よりもこちらの人の方が採用したくなると思いませんか?

トリマーの就職試験では実際にトリミングをしてみてくださいと言われることがほとんどです。


13.最後に

いかがだったでしょうか?
ペットショップの店長だった僕がその経験を踏まえて
これからペットショップで働きたいと思っているあなたに向けて情報をまとめてみました。
最後にちょっとした心構えをお伝えしたいと思います。

ペットショップはたくさんの人の笑顔に接することが出来、またそれを作り出す使命を帯びた素晴らしい職業です。

しかし忘れて欲しくないのが、お客さんは人だということです。
人がペットを飼いたいと思うのです。
ペットをトリミングサロンに連れてくるのも人です。
それをお手伝いする仕事という意識で臨まなければなりません。

ペットショップは動物を扱ってはいますが、
実際は接客業でありサービス業です。

動物やペットグッズなどの商品を買ってくれるお客さんがいなければ成り立ちません。
トリミングをまた来月もお願いしたいと思うお客さんがいなければ成り立ちません。

動物を扱うプロとしてお客さんにどんな価値を提供できるのか。
どれだけ幸せに導けるのか。
そのためにあなたは何が出来るのか。

そういう視点で見ていけるようになっていて頂ければ
あなたはペットショップで立派に活躍していけるでしょう。

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ryo
こんにちは。リョウです。 犬のしつけインストラクターです。 ペットショップ店長の経験もあり、ペット業界でたくさんのワンちゃんやその家族とお話してきました。 その知識や経験をもとに、犬の飼い方やより良い関係づくりに 関わる情報を発信していきたいと思います。 愛犬との絆をより強くするために正しい知識を身につけることが大切だと思っています。動物好きなかたはよろしくお願いしますね!