犬が吠えたら叱る人がいます。
それ自体はいいのですが
表面的な対処しかしないでいるとどうしてもスマートな問題解決につながらない事が多いです。
吠えるから叱る、これを繰り返している人は半年後も1年後も同じことを繰り返します。
つまり、犬が吠えたら叱ってやめさせる。
これを延々と繰り返します。
叱ったタイミングで吠えやめばまだいいのですが
構わずにずっと吠え続ける子にほとほと困り果てて、諦めてしまっている飼い主さんまでいます。
これは無駄吠えの本質が分からないままに対処した結果といえます。
無駄吠えの対処は要因の理解から
無駄吠えはさまざまな要因が関係しています。
もちろん人にとっては無駄吠えですが犬にとってはきちんとした意味があります。
意味があるから吠えています。
しかし人にとって問題がある吠えなので無駄吠えと言われるわけです。
犬にとっては意味があるというところがポイントでこれが無駄吠えの対処が難しい原因になっています。
犬が無駄吠えをしょっちゅうしているということは犬は間違いなくプラスを受け取っています。
それが以下に挙げる4つの要因の解決や紛らわしになるんです。
そうしたことが分かったあなたなら
犬が吠えたときに一時的に叱ったり怒ったりすることがいかに無意味であるかが分かっていただけると思います。
無駄吠えは表面的な対処で改善しようとはせず
根本的な原因を取り除いてあげることが賢いしつけですし
ワンちゃんもうれしいのではないでしょうか。
無駄吠えの根本原因は4つ

その根本原因が
ストレス、運動不足、退屈、性格です。
それぞれ解説していきます
ストレス
犬はストレスがたまると無駄吠えをしやすくなるする傾向があります。
これは人間と同じですよね。
イライラしていると大声を出したり何かにあたったりしたくなります。
つまりストレスを軽減してあげれば犬の無駄吠えは改善しやすくなります。
運動不足
ペットの犬は総じて運動不足です。
本来は朝から晩まで野山を駆け回る生き物ですからあたりまえです。
犬の体は運動を欲しているのに十分にその機会がない犬は多いです。
そうすると犬は意識的ではないにせよ、そのエネルギーを発散させなければいけません。
それが向かう先としては穴掘り行動、破壊行動などがあり、吠えることでエネルギーを発散させようとするのも極めて一般的な行動です。
つまり彼らが生まれつき持っている大きなエネルギーをうまく発散させてやることが出来れば
無駄吠えを改善することに繋がるのです。
退屈
これは運動不足の場合と考え方は近いのですが、犬にとって毎日が退屈で刺激がない状態です。
この状態になると犬はやることがないので吠えることくらいしかすることがありません。
室内外の犬にももちろんいますが、外飼いで鎖に繋がれた状態で生活している犬に多いようです。
彼らの退屈を消し去り、毎日を刺激満ちた素敵なものにしてあげることで劇的な改善が見込めます。
性格
神経質な犬は良く吠えます。これは警戒心からくるものとクセになってしまっている場合などがあります。
これについては性格改善の必要性がありますのである程度の期間を必要とする場合が多いです。
神経質さをなくし何事にも動じずに堂々としていられるようになると無駄に吠える必要がなくなるのです。
クセになってしまっている場合は何としても吠えやめさせ、吠えずにいることを丁寧に教えてあげる必要があります。
犬の性格によって吠えやすい子とあまり吠えない子がいます。
神経質な子は何かを見た時に吠えずにはいられません。
それを叱るのではなく吠える必要はないよ。安心して。と伝えることが飼い主に出来ることです。
犬の無駄吠えは表面的な対処だけでは改善するのは困難です。
それぞれの犬の状況を把握しそれに応じた


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