名前を呼んでも来ない犬を飛んで来させるたった1つのコツ

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 あなたのうちのワンちゃん、名前を呼んだ時にちゃんと来てくれますか??
「名前を呼ぶと飛んできてくれるよ!」
というあなたは今回の記事を読んでいただく必要はないでしょう。
ただ、
「いえ、こっちを向くけどそれで終わり。来てくれない。」
「そもそも反応してくれない」
「名前を呼ぶと逃げて行っちゃう!」
という場合はこの記事を読んでいただく価値があると思います。

この記事を読んでいただければ愛犬がなぜ名前を呼んでも来てくれないのか、
呼んだ時に喜んで来てくれるようにするのはどうすればいいのか。
それらが明確になり、具体的に何をしていけばいいのかが分かるようになります。

 

名前を呼んでも来ない犬を飛んで来させるたった1つのコツ

 

あなたが愛犬の名前を呼んだ時に飛んできて欲しいなら
このたった一つのコツだけ覚えてください。
それは
叱る時には名前を呼ばないで、名前を呼んだ時は必ず褒めるようにすることです。

当たり前だけれどもなかなかできない。
しかしこれを意識するだけで本当に変わってきます。
ぜひ今日から意識してみてください。

このコツをより詳しく理解して実践に活かすためには
まずこの「パブロフの犬」という話を聞いてください。

パブロフの犬


いきなりですが
あなたは「パブロフの犬」という話、聞いたことありませんか?

これはパブロフという科学者による犬の学習についての発見です。 

犬に食べ物を見るとよだれを垂らします。
これは生まれつきの自然な反応です。

今度はベルを鳴らして聞かせます。
犬はよだれを垂らしません。 
ベルの音は犬にとって何の意味も持たないからです。

しかし、毎回必ずベルを鳴らしてから食べ物を与えるようにすると
不思議なことが起こります。 
ベルの音を聞くだけでよだれを垂らして喜ぶようになるんです。

犬がベルの音と食べ物を関連付けて学習したんですね。 
ベルの音を聞くだけで食べ物を連想するようになったということです。

 
パブロフ博士が発見した犬の関連付けによる学習、
「パブロフの犬」と呼ばれる話です。

ベルの音→食べ物→よだれが出る 
ベルの音→食べ物→よだれが出る 
ベルの音→食べ物→よだれが出る 

と繰り返すうちに 

ベルの音→→→→→よだれが出る 

となるわけです。 

 

犬のしつけはパブロフの犬を使え


どうしてこの話をしたかと言うと、この話があなたの愛犬が呼んでも来ない原因と深い関係があるからです。

犬は2つの物事を関連付けて学習します。
名前を呼ばれた時も同じです。

つまり、
「あなたが犬の名前を呼んだ事と何を関連付けさせるか」
が大事だということです。

良いことと関連付けさせれば犬は喜びます。
なので犬の名前を呼んだあとは褒めたりご褒美をあげたりしてやるべきです。
それを繰り返せば犬は「名前を呼ばれたらいいことがある!」と考えて喜んで飛んでくるようになります。
しかし、名前を呼んでも来てくれないと嘆いている飼い主の多くは
これとは逆のことをしてしまっています。

つまり犬の名前を呼んだ後に罰を与えてしまっているのです。

「ああっ!タロウ!ここにオシッコしたでしょう!!」
「こら!モモ!またイタズラしたでしょう!!」

覚えておいていただきたいのは、
パブロフの犬という現象は 
マイナスの学習にも働くということです。

犬を叱るときに名前を呼んで叱ることを繰り返せば 
名前を呼ばれることと叱られることを関連付けてしまいます。
その結果、あなたが叱るつもりでなく犬の名前を呼ぶ時も
犬は叱られると思い、逃げ出すようになってしまうわけです。 

犬を叱る時に名前を呼んではいけないのです。



これがわかると
「名前を呼んでもうちの子が来ない!」
という悲しい状態を抜け出せます。

名前を呼ぶことと、いいことを関連付ければいいんです。 
名前を呼んでオヤツをあげることを10回も繰り返せば 
犬は喜んで飛んでくるようになります。 

しかし咄嗟に名前を呼びつけて叱るようなことはしない方がいいです。
叱る時には名前を呼ばずに「こら!」や「だめ!」で伝えるようにします。

逆に褒めるときは名前を呼んで褒めます。
「タロウ、いい子だ。」
「モモ、いい子。よくできたね。」
のような感じで褒めることをおすすめします。

名前を呼んだあとは褒めたりオヤツを与えて良いことがあると覚えさせる。
これがパブロフの犬を使ったしつけの考え方です。これを確実に守っていればあなたの犬は名前を呼ぶたびに喜んで飛んで来てくれるようになります。

これはほんの一例で、
パブロフの犬はしつけのあらゆるところで使われています。 
あなたも「パブロフの犬」を使って
愛犬との関係をより良いものに してみてくださいね!

もっと知りたいというストイックなあなたのために
こちらで詳しく書いてます。
古典的条件付けの具体例 ~パブロフの犬~

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ryo
こんにちは。リョウです。 犬のしつけインストラクターです。 ペットショップ店長の経験もあり、ペット業界でたくさんのワンちゃんやその家族とお話してきました。 その知識や経験をもとに、犬の飼い方やより良い関係づくりに 関わる情報を発信していきたいと思います。 愛犬との絆をより強くするために正しい知識を身につけることが大切だと思っています。動物好きなかたはよろしくお願いしますね!

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