犬を外に連れ出す時、家の中と違ってトイレの心配がありますよね?
犬を飼っている人はもちろん飼っていない人も
いずれ飼う事になるかもしれません。
もちろん理想を言えばしっかりとしつけることが望ましいです。
そんなことは当たり前です。
しかしきちっとしつけるまで外出させないというのも
酷な話です。
犬の排泄はある程度コントロールできる
ということで今回はとにかく「簡単・お手軽」を基準にお伝えします。
小難しいしつけのテクニックや理論は全くありませんので
あなたも今この瞬間から使っていただけます。
そういう方法について書いていきます。
排泄を我慢させる方法
まず排泄を我慢させる方法です。
極めて簡単で今すぐに誰でもできるものとしては2つあります。
①抱っこする
②クレートに入れる
※クレートとは
犬を移動させる際に入れる物。
ペットキャリー、キャリーケース、キャリーバッグなどと呼ばれることが多いかも。
基本的に①と②をしている間、犬は排泄をしたがりません。
つまりこれらの状況を作ることで意図的に排泄を我慢させることができます。
①は飼い主や周りのものに意識が行くため、排泄に意識が行きにくくなります。
僕はペットショップで7年間勤めていましたが
抱っこ中に排泄をしてしまったなんていう話は聞いたことがありません
(ウレションは除く)
②の場合は犬自身が排泄を嫌がります。
犬はきれい好きなので自分の体に排泄物が付くのを嫌がります。
犬は住居スペースと排泄場所を明確に分ける動物です。
(狭いスペースで飼育された期間が長いなどの理由で、排泄物が自分の体に付くのに
慣れてしまっている個体はこの傾向が少なくなります)
排泄を促す方法
誰でもすぐにできる方法としては3つあります。
①広い場所に出す
②軽い運動をさせる
③何か食べさせる
それではそれぞれの項目について説明をしていきますね。
①広い場所に出す
当然ですがまず狭い場所にいる状態のときに使えるテクニックです。
例えばクレートの中から出す、サークルの中から出す、
車の中から出す、家から外に出すなど。
これは開放感や心理的なものの影響のようです。
狭いところでは我慢する、逆に狭くなければ我慢しなくていいという
感覚になる子が多いみたいです。
すぐに効果が出ます。瞬間的に排泄行動に出る子もいます。
我慢の項でも説明しましたがクレートには
入れている間は我慢させる効果があり、
出した時には促す効果があるので
上手く使えば驚くほど簡単に
任意の場所に排泄させることができるようになります。
しかも小難しいテクニックやしつけの理論など考えずにです!
クレートは排泄のコントロールの観点から見ても
とても便利なんだということは覚えておくと非常に役に立つと思います。
②軽い運動をさせる
歩くくらいの運動でOKです。
体が動くと内臓が刺激されるので排泄が促されやすくなります。
①と組み合わせるとさらに効果があります。
効果が出るまでの時間ですが
歩いてるうちに排泄することもあるかな、くらい。
③何か食べさせる
お腹に何か物を入れるのも蠕動運動が活発になるため
排泄が促されやすくなります。
水を飲ませても同様の効果があります。
排泄に至るまでの時間としては5分~10分くらいです。
いずれにしても必ずするものではないので
するのかしないのかはしぐさで見極める必要があります。
実際の行動に落とし込むと
移動中など排泄してほしくない時にはクレートに入れておくのが基本です。
しかし排泄をずっと我慢し続ける事は出来ないので
排泄が可能な場所に行ったらクレートから出して排泄を促す。
水分補給もかねて水を飲ませてあげるといいでしょう。
ペット可の施設の中に入る場合などで
排泄が心配な場合は抱っこが基本です。
施設に入る前と後は下に降ろしてあげて
少し歩かせてあげるといいでしょう。
最終兵器はおむつ!
どうしても心配な場合はペット用おむつを使いましょう。
ホームセンターやペットショップでいくらでも売っています。
施設で粗相をしてしまうと迷惑をかけてしまったり
飼い主が恥ずかしい思いをしてしまいます。
そうならないためにはペットを連れてお出かけするには
ある意味必須とも言えるでしょう。
施設にもよりますがゴミは持ち帰りが基本です。
そのあたりも注意しましょう。


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