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「犬に何かを教える時に叱るんだけど、
何回も同じことをするなぁ。
効果がない。言っても聞かない。」
こんな風に思ったことはありませんか?

そんなあなたに知っていただきたいのが今回の話です。
何かを叱る時、褒める時、
犬の行動に対して0.5秒でフィードバックを返す必要があります。

ここでいうフィードバックとは
行動をやめさせたいときは叱る、
理想的なときは報酬を与えるなどの
犬の行動に対して返す反応のことです。

えぇっ!?0.5秒とかムリゲーじゃん!!

と思うでしょう。 そうなんです。
普通に過ごしていたらすぐに過ぎてしまいます。
試しに自分、あるいは家族が犬に接する時に意識してみてください。
犬の何らかの行動に対してのフィードバックに何秒かかってしまっているか。
例えば犬が吠えたので叱るとします。

ワンッ!!
あぁ~っ。タロウ。いま吠えたでしょう。ダメだよー。

最初の「あ」が発音される前に0.5秒経っているのが普通です。
なので何回言っても聞かない犬というのは
飼い主が叱るタイミングが壊滅的にズレてしまっているんです。


なんで0.5秒なの??

ではなぜ0.5で反応しないといけないのか。
2~3秒経ってからでも問題ないんじゃない?
いえいえ。
0.5秒以上経ってしまったら、まったく意味がないんです。
悲しいほどにほとんど伝わりません。
なぜかというとそれは犬が人間の言葉を理解できないからです。

人が人に何かを教えるときはタイミングがズレても言葉でフォローすることができます。

もうちょっと早くスイングしてごらん。
さっきのプレゼン、良かったよ。
先週も同じことを言っただろう!

言葉でいつのことを言っているのか伝えることができますよね。
ところが犬はこうならないんです。
犬は人間の言葉が理解できません。
もちろん真剣に聞いてくれていますし理解しようと努めてくれています。
サンポ、ゴハン、などの単語を覚えて反応してくれることはあるので
理解してくれているように見えてしまうのですが
これは犬がその言葉と出来事の因果関係を見抜いた
(十分すごいのですが!)
だけで 言葉を理解できているわけではないんです。

とすれば犬に「今の」行動が罰(または報酬)に値すると伝える方法は
その瞬間に伝えてあげるしかないんですね。

犬が吠えた2秒後に叱りつけたとしても
その頃犬は他に気がそれて右を向いているかもしれません。
そうした場合、右を向いたことに対して罰を与えたことになります。
犬は吠えたことと叱られたことを関連付けることはできず、
ただ混乱だけを与えたことになります。

無駄吠えの改善は全く期待できず 副作用だけが残ります。
0.5秒でフィードバックを返すことが 犬に気持ちを伝えるうえで
とっても大切だということがお分かりいただけたと思います!

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ryo
こんにちは。リョウです。 犬のしつけインストラクターです。 ペットショップ店長の経験もあり、ペット業界でたくさんのワンちゃんやその家族とお話してきました。 その知識や経験をもとに、犬の飼い方やより良い関係づくりに 関わる情報を発信していきたいと思います。 愛犬との絆をより強くするために正しい知識を身につけることが大切だと思っています。動物好きなかたはよろしくお願いしますね!