ニュースでやっていました。
マダニによる感染症被害ですね。
詳細はこう。
マダニによる感染症が動物から人に移り死亡したことが明らかになった。
野良猫に咬まれたことが原因とみられる。
弱った野良猫に手を咬まれた50代の女性が、数日後SFTS(重症熱性血小板減少症候群)を発症して死亡した。
野良猫を介して、マダニに咬まれて移るSFTSウイルスに感染したことが原因とみられる。
動物から人への感染は、世界で初めて。
マダニ感染症で人が亡くなることがあるのは定期的に話題になっていますが
それはマダニ感染症のウイルスを持ったマダニに咬まれることによって
感染するというもの。
つまり私たちやペットがマダニに咬まれないように注意しましょうという内容でした。
しかし今回のニュースは同じマダニの感染症でも
マダニ感染症のウイルスに感染した
猫に咬まれたことによって発症したことが特徴です。
ニュースによれば動物経由でマダニ感染症が感染した事例は今まで一つもなく
今回が世界初のケースと言う事でした。
とは言っても今回のケースは非常にまれなケースなので、
健康な犬猫がほとんどなのであまり神経質になる必要はないと思います。
これで犬や猫に対して必要以上に警戒しなくてもいいでしょう。
■マダニとは
犬に寄生し血を吸う虫です。
これはノミと同じで
草むらに生息していて獲物が通りかかるのを待っているタイプのヤツです。
待ち伏せ戦法です。
特筆すべきはその容姿。吸血量によって全く違う虫に見えます。
上の画像、血を吸って体がふくらんでいるだけでどれも同じマダニです。
右が吸血をする前の薄っぺらい状態、左が飽血状態といって限界まで吸ったパンパンの状態です。
特に吸血前と吸血後で大きさ・形がまるで別物になっていますね。恐ろしい。
どんだけ吸ってんだよ。。。
ノミと違うのは動きが遅いため捕まえることが容易なことと、一度食いつくとそこから離れず
長期的(一週間くらい)に吸血し続けることなどが挙げられます。
食いついているマダニを見つけたら、引っ張って取るのはNGです。
マダニのアゴが皮膚に残ってしまいます。
マダニが自分から吸血をやめるように仕向けます。
方法は
・アルコールを脱脂綿につけ、かぶせる。
・殺虫剤などを綿棒に吹きかけてそれを塗る。
・線香の煙をあてる。
・専用の除去グッズを使う。
などいくつかありますが、一番いいのは動物病院に連れて行くことでしょう。
マダニが一匹付いていたところで大騒ぎする必要はないと思いますが、
何と言ってもその吸血量は多いので数が多い時は注意が必要になります。
特に体が小さい子犬や子猫に何十匹ものマダニが寄生し吸血し続けたら
その子は極端な貧血に見舞われて、最悪死んでしまうでしょう。
そうでなくてもマダニは病気を媒介することもあります。


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